1954-10-20 第19回国会 参議院 法務委員会 閉会後第10号
たとえば少年を退院をさせるということにつきましても、かつて、少年審判所時代でありますれば、少年審判所と少年だけのいろいろな手続を経まして簡単にきめたのでありますが、現在はその点が非常に複雑になつております。これはもちろん相当意義のあることでありまして、院長が独断で仮に少年を出すことになれば、更生が保証されないという点もあつたのじやないかという理由ももちろんあるのじやないかと思います。
たとえば少年を退院をさせるということにつきましても、かつて、少年審判所時代でありますれば、少年審判所と少年だけのいろいろな手続を経まして簡単にきめたのでありますが、現在はその点が非常に複雑になつております。これはもちろん相当意義のあることでありまして、院長が独断で仮に少年を出すことになれば、更生が保証されないという点もあつたのじやないかという理由ももちろんあるのじやないかと思います。
○宮城タマヨ君 徳院長はあの少年法時代からずつとこの仕事にお携わりいただいておりますが、もとの少年審判所時代のほうが本当に子供のためになる教育保護ができますとお考えでございましようか、どうでしようか。私はなんでございますが、やはり少年審判所時代のほうが言つてみれば、つまり決定と執行とを一本化されたほうが仕事がしやすいし、子供のためになつたと考えておりますし、徳院長のお考えはいかがでしようか。
従来の少年審判所時代から審判所の保護司とか、観察官というようなことをやつて来ている人もありますし、昭和二十四年以来学校方面とか、いろいろ関係ある方面からこちらに転身をされた方もありますが、現在五百五十九名という数になつております。
○政府委員(佐藤藤佐君) 全く御同感でありまして、以前の少年審判所時代におきましては、御承知のように審判官が非常に少年に興味を持ち理解を持つて審判の職責を果され、又執行の面にも当つておられたのでありますが、新らしい制度になりましてから、審判官は全く審判だけをやるということで、執行の面を盛ておりませんので、従つて少年に対する興味と言いますか熱の点におきましても、理解の点におきましても、従来の審判官よりその
そして殊に今度も少年審判所時代から引続いて保護の面で担つておりますことは、警察に参ります少年というよりも、むしろ通告を受けるところの少年を担わなくちやならないし、殊に今のこういう時代で、犯罪少年、不良少年が殖えております時代には、最も私は通告事件を重んじたいと思いますときに、この少年審判所という名前が、もう一遍活きて、両立しているような形でございますということは、大変に私は問題じやないかと思うのでございますが